2006年08月30日

ベスマのムシャーマー23

豊年祈願と祖先供養の祭典 ウグルピン 旧暦15日(送りの日)

ムシャーマの翌日はウグルピンで各家庭では親戚や友人宅への焼香たきに出かけたり郷友会
との交流や海に出て供えもの漁をしたり・・ですが今年は台風9号煽りでで外に出れず八重山商工高のテレビ観戦となりました。

毎年ウグリ(仏の送り)の晩は公民館役員によるアンガマが踊られますが今年は都合により取りやめになったとの事でした。(台風9号?)

ベスマ(波照間島)のアンガマは二番座敷に招かれると仏壇に線香を焚き、丸座をつくり銅鑼を畳に着け軽く打ちながらニンブチャー(無蔵念仏)を歌い祖先供養と家内繁盛として捧げます。

アンガマの歌

アンガーマぬ  来(おる)んちょ
御主前(しゅうぬめえ)ぬ  来(おる)んちょ
味噌(みしゅ)ん   塩(ます)ん  けえとらせ
豆(まみ)なん  汁(すー)や  食(ふぁい)ばん
食(ふぁい)ばん 腹(ばた)ながら~ 
ホ~ホ  ホ~ホ

   アンガマの歌は家の門前で銅鑼を少し早めにうって歌い終えてから家に入ります。
ウグリの晩の11時頃になると各家庭でウグリの供え物を仏前に供え線香を焚き先祖への感謝
と家内繁盛を祈願がをして「ウチカビ」(打紙銭)が焚かれる。
ウチガビ焚きが終わると仏壇のすべての供物を下ろしパチをとりウチガビの水といつしょに線香を
灯して墓の所までいき仏の道送りを済ませてウグリのピン(仏の送り)を終える。


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